生理が始まった日から数え、次の生理の前日までが周期です。生理周期は25~38日が通常とされています。ただし、ホルモンバランスの崩れで、生理周期が乱れることがあり、21日以内に2回生理があったり、周期が40日以上空くことを生理不順といいます。
ほとんどの場合ストレスが原因と考えられ、環境変化、生活リズムの乱れ、ダイエットなどによってたまったストレスでホルモンバランスが崩れ、生理不順が起こります。
生理不順の種類
頻発月経
1カ月の間に2回以上生理がある状態。更年期に近い年齢の方に多くみられる症状です。ただし、生理ではなく不正出血の可能性もあるため注意が必要。排卵の有無を確認するため、基礎体温をつけた上で婦人科を受診しましょう。
稀発月経
39日以上の周期で生理がある状態。放置すると、無月経や不妊症につながることもあるため注意しましょう。
過多月経
月経量が多く、生理期間が長くなることを過多月経といい、異常に多い出血、レバーのような塊が出るなどの症状があります。子宮筋腫や子宮腺筋症が潜んでいる場合もあるので、早急に婦人科を受診しましょう。
過少月経
出血が異常に少ない状態。無月経になる前兆の場合も多いため注意しましょう。無月経が長期間続くと、更年期障害と同じような問題が起こることもあります。